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進出手続

  • ベトナムに企業進出するには、一般的にどのような手続、段取が必要ですか。
  • ベトナムで会社を設立する場合、出資金額、定款資本金、事業内容、投資実施場所、人材採用計画、環境対策、プロジェクト設計、建設等の経営に関する計画を取りまとめる必要があります。そして、会社設立の際にもっとも重要な手続きであるのが、投資証明書(投資ライセンス)の発給申請です。投資証明書は同時に会社の企業登録証明書となり、投資証明書の発給=会社設立となります。

進出場所

  • ベトナムに企業進出するロケーションは、どのような場所が良いですか。例えば、北部ハノイ周辺、南部ホーチミン周辺、その他地域での優劣はありますか。
  • ハノイは官公庁に近いという利点があり、大企業がハノイ周辺に進出する傾向にあります。一方、ホーチミンは物流拠点としての利点があり、ベトナムを足がかりとした海外展開にも有利です。また、最近では、地価が比較的安い中部のダナンなども進出先として注目されています。
  • ベトナムへの生産企業進出は、工業団地が一般的のようですが、工業団地以外で土地を購入あるいは借りる場合と比べ、メリットがあるのですか。
  • 工業団地のメリットのひとつとして、インフラが整備されていることが挙げられます。工業団地以外では、土地が安くてもインフラが十分でない場合があり、進出先として選択する際には、注意が必要です。

現地事業環境

  • ベトナムでの従業員雇用環境はどうですか。また、従業員雇用を円滑に行うために注意すべき点は何ですか。
  • ベトナムは若者も多く、雇用環境としては良好といえます。ただし、離職率も高いので、雇用した後のケアも重要になります。具体的には、現地従業員の考え方を尊重することが最も大切であり、給食の提供や年に一度の社員旅行など、現地の慣習を取り入れることも重要です。
  • ベトナムでの原材料、製品などの物流環境はどうですか。
  • 海外との輸出入については、輸送コストが安いホーチミンが有利です。しかし、ベトナム国内の物流環境に関しては、未だ不十分な点があります。
  • ベトナムのエネルギー事情、特に電力関係の需給状況はどうでしょうか。
  • ベトナムではしばしば停電が発生します。その点では、自家発電を有する工業団地が安心です。なお、工業団地によっても、停電の頻度が異なるため、選択の際のひとつの基準とされると良いでしょう。

ベトナム滞在者の環境

  • ベトナムに日本人が出向、滞在し、生活する場合に特に注意すべき点は何ですか。
  • ベトナムの移動手段として車は必須です。ただし、交通量が多く、交通規制も異なるベトナムで自ら運転するのは危険を伴いますので、運転手付きレンタカーやタクシーの利用が一般的です。また、住居に関しては、セキュリティ面からも外国人用アパートメントの利用がお勧めです。